ベルサイユの本宮殿から広大な庭園を通り抜けた先にあるプチトリノアン。
王妃マリー・アントワネットが愛した小宮殿です。
以前ベルサイユを訪れた時に徒歩でプチトリノアンまで行こうとして挫折したことがあったので(真夏だったこともあり、あまりにも遠くて暑くて途中で疲れ果てた…)、今回はベルサイユ内を走る周遊ミニトレインを利用してみました。
邸宅サイズの小さなプチトリノアン。
敷地内に入ってすぐの中庭はとても簡素な印象を受けます。
ここから奥へと続く廊下もけっこう簡素な感じ。
でも、やはりここは宮殿。
徐々にこういうお部屋が増えてきます。
ビリヤード専用のお部屋も。
階段はこじんまりしているのですが、細部の装飾は美しい…。
そして…。
2階の各部屋は本当に可愛らしい。
ロココの素敵なお部屋ばかりです。
ベルサイユ宮殿のような絢爛豪華な雰囲気ではないのですが、ドアの蝶番などの装飾がとても凝っています。
とても豪華ですが窮屈だったであろうベルサイユの宮廷生活から このプチトリノアンへ逃げたアントワネットの心情に思いを馳せながら、庭園も散策してきました。
アントワネットとフェルゼンが密会していたという「愛の殿堂」。
プチトリアノンにまで足をのばす観光客は少ないので、とてもゆったりと見て周れます。
私的にはベルサイユ宮殿よりこちらのプチトリアノンのほうがお薦め。
またもう一度訪れてみたいと思える場所でした。
ハーダンガー刺繍作家