基本的に悪天候の日が多いオランダですが、時折こういう爽やかな日もあるので、そういう時には庭ちく。
どんなに気温が上がっても空気がサラッとしているので、快適です。
—
さて…。
本日は我が家の15歳の話。
—
4月から延々と続いている中等教育卒業試験。
この科目の中に経済学があるのですが、好きな科目なので嬉々として勉強しています。
そのせいなのか、数日前に今月のお小遣いをあげようとしたら…。
「うちの所得税って50%なんでしょ? 自分も経済学的にそれを体感してみたいから、お小遣いから50%を天引きして」
え? えーっ!?
ただでさえ そんなにお小遣いはあげていないのに、半分引いたら雀の涙の額になっちゃう。
なので、
「だったら、お小遣いの額を上げてあげるから、そこから50%引くことにしようか?」と提案。
でも、子どもは
「いや、いい。お小遣いをもらいすぎると、子どもってダメになるんだよ」。
—
そこへ 夫の提案。
「最初から所得税50%はキツいと思うよ。オランダの所得税は35%から始まるから、まずはお小遣いの35%をパパたちに渡すことにしたほうがいいんじゃない?」
そうしたら…。
その額を暗算した子どもが「分かった。じゃ、そうする」
—
というわけで、今月からお小遣いの35%を所得税として、親におさめることにした我が子。
でも、本当にそれでいいの?と思って、再度子どもに確認。
「 35%分、後でそのうち返したほうがよくない?」
でも、子どもいわく「それ税金のつもりだから。返すとか、そういうのは違うから。教育に還元するとか、ママたちがそういう使い方をしてくれればいいから」。
子どもを見ていて思うのですが、中学生の頃からみっちりと経済学を教わるのはなかなか良いのかも。
税金を支払わなければいけない必要性や重要性もよく理解しているようで、社会をうまく回すシステムを考えるきっかけにもなっているようです。
ハーダンガー刺繍作家