ハーダンガー刺繍とトイプードル


刺しかけのものを仕上げないと…と思いつつ、ハーダンガー刺繍の新作に着手。

最初はテーブルクロスにしようかと思って刺し始めたのですが、このリネン。何だかとても刺しにくい…。

去年の手芸フェアで「北欧リネン」として売られていたものだったと思うのですが、織り糸が割れやすくて毛羽立ちやすくて、目も詰まっているし、おまけに元々が目数の拾いにくい青。

写真だと分かり難いかと思うのですが、ネップも多くて、すくい刺しの針がどうも織り糸を割りがちになる…。

かなりモサッとした分厚い布です。

というわけで、刺す面積を減らそうと思って、急遽デザイン変更。

既に刺している部分はそのまま生かし、ちょっとした立体仕上げにすることにします。

仕立てるためのブランケットステッチの量は少し多くなるのですが、完成図はもうはっきりと頭に浮かんでいるので、一気に刺し進めることにします。

再来週くらいまでには仕上げたい。

 

 


さて、そんな合間に…。

いつもはご近所ネコちゃんと遊んでいるのですが、本日はワンちゃんです。

約20年来の友人宅のトイプードルくん。

御年16歳になるのですが、可愛らしい♪

年をとっても可愛いというのは、ワンコやネコちゃんの特権ですね。

友人いわく、目や耳や嗅覚もだいぶ衰えている…ということなのですが、本当に愛らしい。

お邪魔している間、けっこう寝ている時間が長かったのですが、見ているだけでも和みます。

 

ご近所ネコを可愛がる毎日ですが、子育てが終了したらワンコを飼いたいと思っている我が家。

まだ先になりますが、飼う前にはしっかりとワンコのことを勉強してから飼いたいと思います。

 

 

 

寝床からはみ出して寝ちゃっている…。可愛い〜♪

 

 

で、ワンちゃんを眺めつつ、友人とお喋り。

ランチプレートがとっても色鮮やかで、美味しかった!

お喋りが弾みすぎてデザートのマロンケーキを撮るのは忘れちゃったのですが、それもとても美味しかったです。

ご馳走様でした。

 

 


ワンちゃんの定位置は、いつもここ。友人の横です。

 

 

そうそう。友人がアンティークマーケットで見つけたというナプキンリングがとても素敵でした。

ハーダンガー刺繍とヘデボ刺繍

少し前に刺し上がったハーダンガー刺繍の新作。

オリジナルデザインで、36ctリネン使用です。

今年の春に仕上げる予定が放置していて、ようやくここにきて完成。

半年遅れ…ですね。

春をイメージしてデザインしたので、桜色。

ピンク系、オレンジ系、紫系の糸を何種類か使っています。

 

私はいつも出来上がり完成図をぽわ〜んと何となくイメージしてから、いきなり刺し始めるスタイル。

なので、仕上がった時には「こういう感じになったのね」と、ちょっと自分でも感無量だったりします。

ハーダンガー刺繍をメインに刺していますが、たまには他の刺繍も。


ヘデボ刺繍の小さなクロスです。

これはかなり前に初めて刺したヘデボなので、粗が少々気になる…。

でも、お茶の時にサイドテーブルの上に軽く敷けたりするので、とても重宝しています。


このデミタスカップ2客は、デルフトのアンティークマーケットで数年前に購入したもの。

 


カップの底にも精巧な絵が描かれていて、何気にお気に入り。

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ハーダンガー刺繍ワークショップのご縁

先日、日本から嬉しいお客様をお迎えしました。

この夏の一時帰国中に、岡田美里さんのアトリエで数回に渡り 開催させていただいたハーダンガー刺繍のワークショップ

そのワークショップに参加してくださった Iさんがお姉様とご一緒にオランダ旅行へいらっしゃるということで、デルフトにも一日お立ち寄り下さいました。

デルフト旧市街で待ち合わせをした後にデルフト陶器工房の「ロイヤルデルフト」に車でお連れしてから、我が家へ。

 

 

 

フランスから戻ってきた翌日だったので、お茶受けのケーキは近くのお店で買ってきたものでご勘弁を〜。

というわけで、お出ししたものはオランダの代表的なケーキの「トンプース」。

ハロウィンの時期だったので、これはハロウィンバージョン。

普段のトンプースの表面はピンク色です。

 

あと、フランス旅行で買ってきたプチカヌレとマカロンも。

 

オランダらしいお天気の日(一日のうちで何度も雨、曇り、晴れが繰り返される)で、少々悪天候とも言えなくもない日だったのですが、お二人ととても楽しい時間を過ごすことができました。

ご旅行中のスケジュールが詰まっている中、わざわざ時間を作ってくださって、我が家にお立ち寄りくださって本当にありがとうございました。

 

 

帰り際にはご近所ネコのマシュマロちゃんがちょうど遊びに来たり…。

いつもの我が家の風景をご覧いただくことになったのですが、オランダ旅行の1ページにこの日のことを加えていただけたことを有り難く思っています。

 


このブログを訪問してくださる方々の中には東京のワークショップでお会いした方々も数多くいらっしゃるかと思うのですが、オランダ旅行の際にはぜひお声がけください。

旅行トークや刺繍トークに花を咲かせましょう。

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パリの刺繍店サジューへ

パリに数多くある手芸店。

 

こういう手芸店はオランダにはないので、パリに来るとつい色々と買ってしまいます。

 

 

 

そして、今回は今までまだ行ったことのない お店サジューへ。

ここは、世界中の刺繍ファンで知らない人はいない!と言っていいほどの老舗中の老舗です。

ただ、パリの多くの手芸店がオペラ座界隈に集中しているのに、このサジューはそこからけっこう離れている。

サジューの本店はベルサイユなのですが、そこは事務局みたいな感じなので、買いに行くのはここ。

少し周りの落書きが気になる地域ですが、ここはギリギリ治安的には何とか大丈夫…な区域。

一番危ないのは北です。

 

 



オランダからフランスに入る時、今回はカーナビに従って高速道路のパリ北東側に降りたのですが、どこのスラム街かと思うような かな〜り怪しい感じ。

今まではパリに来る時には南西側から入っていた…と思います。

やはり大きな街に入る時にはカーナビに逆らって、比較的安全な区域から入ろう!と、夫と再度確認し合ったのでした…。

油断しちゃいけないですね。

 

 

 


というわけで、車はオペラ座界隈の地下駐車場に停めてそこからはメトロを使ってサジュー最寄り駅まで。

少し周りに気を配りながらお店へ向かったのですが、店内に入ってみると そこはもう外とは別世界。

本当に素敵です。


店内ではちょうどワークショップの真っ最中だったので静かに品物を見ていましたが、お店の方たちがとても親切でした。

 

 


このサジューはどちらかと言うとクロスステッチがメインの方向きのお店なので、私が欲しいものはお道具類に限定されます。

今回は前々から気になっていた木製メジャーを2つ購入してみました。

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ハーダンガー刺繍教室


今週のハーダンガー刺繍教室。

3歳の女の子も一緒に。

とってもおりこうさんで、ちょこんとママの膝に座る姿も愛らしいお子さんです。

 

通常レッスンでお昼を挟む予定の方にはランチ持参でお願いしているのですが、今日はこんな感じ。


お料理上手な常連Tさんの差し入れのキッシュとサラダを並べて、後は我が家の冷蔵庫の中にあった常備惣菜を添えてみました。

美味しかった!

Tさん、ご馳走様です。どうもありがとうございます。

 


こちらのメープルシロップのシフォンケーキは昨晩焼いておきましたが、ちょっと軽く失敗したような気が…。

メープルシロップの配合がイマイチだったのかも。

まぁとりあえずフワフワしていたので、生クリームの上にメープルシロップをかけたものを添えてみました。

 


Mさん作品。裏表違うステッチのハーダンガー刺繍のビスコーニュです。

 

 


いつも「あっ!」と言わせるような色合わせで周りを楽しませてくれるTさん。

今日刺し始めたばかりの作品ですが、ビスコーニュになる予定です。

 

 


今日が2回目レッスンのSさん作。

初心者とは思えないほど、とっても綺麗な仕上がりです。

目数がけっこう細かい布に刺しているので、全て細い12番糸で。素晴らしい!

 

 


Mさんが夏休み中にお家で刺していたというクロスステッチ作品。

クロスステッチのステッチャーさんたちの間ではけっこう有名な図案ですよね。

カラフルでとっても可愛いので、ミニクッションに仕立てたら素敵かも。

 

 


Sさんが日本から取り寄せたという鯖江の刺繍枠。

鯖江の刺繍枠はハーダンガー刺繍には最適!

みっちりと刺した部分に枠をはめても、刺繍がつぶれにくく、刺繍糸の傷みも少ないのです。

いろんな色や模様がある鯖江の刺繍枠。

私が持っている鯖江枠はブルーとピンクですが、他の色も少しずつ揃えていきたい…な♪

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リング型のニードルマインダー

オリジナル作品。


ハーダンガー刺繍でリング型のニードルマインダーを試作してみました。

 

 


針がピタッとくっつきます。ちなみに、これは「みすや針の寸一」。

 

40ctリネンにフラワーモチーフ。

中央かがりは定番のエーデルワイスで。

 

 

普通の縫針ももちろんくっつきます。

 

私が40ctでハーダンガー刺繍を刺す時にはいつもは12番糸とレース糸を使用します。

でも、今回はぷっくらとした感じに仕上げたかったので、糸は敢えて40ctには太めは8番と12番を使ってみました。

真ん中にはポイントとして、スワロフスキーのパールビーズを。

ちくちくタイムの良きパートナーがまた一つ増えました。

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ハーダンガー刺繍体験レッスンと再会


オランダは9月から新年度。

新しいことを初めてみよう!という気持ちになる方が多いのか、この時期は体験レッスンご希望のお問い合わせが増えます。

初めまして!の方たちとの新たな出会いに、私もワクワクする季節だったり…♪

体験レッスンは随時受け付けておりますので、ご興味のある方はご連絡下さい。


さて…。
そんな新しい出会いとは対極的に、今月は懐かしい再会もありました。


先日、ハウダの老舗ワッフェルとワインを手に我が家を訪れてくれたYさん。17〜18年前にロッテルダムに住んでいて、今また再赴任でオランダへ。

超久しぶりに会ったとは思えないほど 一気にかつての私たちへ!

この日、夫は午前も午後も会議があったのですが、私と一緒にYさんに会いたいがためにいったんランチに家に戻ってきました。当時お互いに新婚で、しょっちゅう夫婦同士で遊んだりご飯を食べたり…。久しぶりの再会は何だか同窓会のような楽しさで、夫がランチ後に仕事に戻って行った後もずっとお喋りに花咲きました。

私はそろそろ在蘭19年目に突入。海外生活が長くなればなるほど、こちらで親しくなった多くの日本人の方たちを見送る回数が増え、別れに鈍感になってくる悲しさというか諦めのようなものがあるのですが、縁がある人とは再びまたどこかで会えるものなのかも…。

という嬉しさを味わった一日。とっても良い日でした。


ちなみに、Yさんが持ってきてくれたストロープワッフェルは1810年のレシピを使って作られ続けている老舗店のものです。
こちらのお店が、実はオランダのワッフェルの発祥地。


スーパーなどで売られているワッフェルより生地が香ばしく、私はこのお店のワッフェルが一番好きです。オランダに観光等で来られる場合がある方は、ぜひハウダでこちらのワッフェルを味わっていただきたいな〜と思います。

春から秋にかけての毎週水曜日にはハウダのマルクト広場でアンティークマーケットも開催されるので、そちらと合わせてお出かけになるといいかもしれません。オランダのアンティークマーケットでお薦めするのは断然デルフトなのですが、ハウダのそれも負けず劣らず掘り出し物がザックザックのアンティークマーケットです。


ハウダのワッフェルではなくても、各街のオープンマーケットの日には焼きたてワッフェル店が必ず出店しているので、そちらもお薦め。

うちの子もしょっちゅうデルフトで、手のひらより大きい焼きたてストロープワッフェルを頬張っています。

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新作! ハーダンガー刺繍のビスコーニュ

オリジナル新作完成!
ハーダンガー刺繍のビスコーニュです。

虹をイメージして、藤色の32ctリネンに段染め糸をポイント的に使用。

真ん中のビーズは無難にパールにしようかと思ったのですが、これもやはりポイント的に…。
ゴールド模様が入った日本製唐草ビーズを刺してみました。
オランダで手に入るビーズは大ぶりで派手派手しいデザインのものが多いので、一時帰国の時にビーズの大量購入をしてきます。

真横から見ると、こんな感じ。
ぷっくらしているビスコーニュって可愛らしいですよね。
大物を刺している合間に、時々こうやって寄り道したくなります。

ただ今刺しかけのテーブルセンターは3つ。
とりあえず桜色のものを仕上げてしまわないと…。


最後のかがり作業をせっせと刺しています。
36ctリネンなので、そこそこ繊細に仕上がる予定。

これを刺しながら、また別の小物作品のデサインを考えます。

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