隔世の感

ここ最近は刺繍話ばかりなので、たまにはオランダ生活について。

クロッカス休暇を過ぎた辺りから、オランダは連日のように冷たい雨と強い風が吹き荒れています。

けっこうな頻度で雹まで降ってくるし、とにかく寒い…。家の中のセントラルヒーティングも絶賛稼働中です。

でも、前庭のモクレンはかなり色づいてきました。庭に植えてもう10年以上は経つモクレンなのですが、なかなか大きくなりません。

オランダの気候は寒いせいか、木の成長もゆっくりな気がします。

この季節になると日本の桜が妙に恋しくなるのは、やはりこの寒さのせいでしょうか…ね。


さてさて…。

今日はオランダでの日本食について。

デルフトには日本食材店はないので、我が家がよく利用するのは中華食材店です。

車でピッと行ける距離に大型中華食材店があるので、お醤油やお味噌、ニラやオクラなどの野菜は基本的にそこで購入しています。

私がオランダに来たばかりの頃は日本食材の入手が本当に大変で、たまに中華食材店で見かける日本食材は賞味期限が切れていたり、お魚などの冷凍食品も何だかガビガビで冷凍焼けを起こしているものばかり…。

とてもじゃないけれど、そこそこ高いお代金を支払ってまで購入する気が起きない代物ばかりでした。

お米もそのまま白いご飯でいただくには「う〜ん…」というものばかり。(当時はアムステルダムの日本食材店まで行かないと、日本米を手にいれることはできませんでした。)

でもでも!

ここ数年でガラッと事情が変わってきました。

オランダ人が食に興味を持つようになったのか、普通のスーパーにもけっこう日本食材の調味料が置いてあったりするし、中華食材店にいたってはもう品揃えが素晴らしい!

昔は一ヶ月に一回はアムステルダムの日本食材店に買い出しに出かけていましたが、ここ7〜8年ほど前からはそれもなくなりました。

先月に入ってから、うちの近所の中華食材店にはなんと!おにぎりまで登場しています。

日本円にして、一つ300〜400円…といったところでしょうか?

あと、同じく今月に入ってからは日本のコシヒカリの品種のお米も入荷していてビックリ!

このお米は日本食材店でしか見かけたことがなかったのですが、炊くとふっくらもちもちしているし、冷めても美味しいので日本人好み。お弁当のご飯用にさっそく購入してきました。

食べ盛りの思春期男子がいる我が家では、お米10㎏が2週間も経たずしてあっという間になくなります。

近くのお店で美味しいお米が購入できるのは本当に助かる〜。

それにしても、子どもが中学生を超えてからは我が家の食費は2倍…。すぐに「お腹空いたー。なんかない?」と聞いてくるので、毎日キッチンに立つ時間が増えています。

ご飯作りとおやつ作り。水仕事が増えるのでどうしても手が荒れがちになるのですが、手がカサカサになると針仕事に差し支えるのでハンドクリームは欠かせません。

オランダに来た頃に比べると、この乾燥した空気にも肌がだいぶ慣れてきているとは思うのですが、日本のしっとり潤った空気はもう天然のクリームみたいな感じです。

たまに日本に帰ると、一気に肌が潤うのを実感します。あー、日本っていいなぁ♪


おまけ画像。

オランダ名物ストロープワッフル。

最近はいろんなフレーバーのワッフルがスーパーに並ぶようになってきて、選ぶのがちょっとした楽しみ。

この写真の「ラベンダー&黒胡椒」味のストロープワッフルは恐る恐る買ってみたのですが、正解! リピート決定です。